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映画『アメリカン・アニマルズ』ネタバレレビュー 〜精神衛生の大切さがわかる実話〜

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3行あらすじ

  1. 何かやらかしたい大学生が、
  2. 図書館の大事な本を盗む。
  3. っていう実話を本人たちがちょいちょい語る

ケンタッキー州の大学に通うウォーレン(エヴァン・ピーターズ)とスペンサー(バリー・コーガン)は、大学の図書館に時価1,200万ドル相当の高価な画集が所蔵されていることを知る。刺激のない生活にうんざりしていた二人は、画集を盗んで売ることを思いつき、大学の友人二人を仲間に加えて強盗計画を企てる。決行の日、老人に変装した四人は図書館に向かう。

出典元:アメリカン・アニマルズ (2018) - シネマトゥデイ

www.youtube.com

こんばんわ!Tackです。

今日は帰りに映画館に寄りました。

今回は映画『アメリカン・アニマルズ』です。

 

一口メモ 〜精神衛生の大切さがわかる実話〜

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ポスター - (C) AI Film LLC / Channel Four Television Corporation / American Animal Pictures Limited 2018

Tack's Review

 

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どんな人におすすめ?

 

  • スリリングな展開が好き
  • 実話に基づいたストーリーが好き
  • 悪いことしようと考えてる人

 

ドキュメンタリーを融合した新しいスタイル

 

今作は事実に基づいたストーリーではなく、事実そのものというメッセージからスタートします。それが頷けるような展開でした。

 

最大の特徴は、犯罪を犯した本人が出演し、その時どう考えていたのかを解説するというもの。今まで見たことがなかった演出でした。

その当時のままを演じる役者達と、それをすこし俯瞰して見るような現在の本人達ストーリー後半になるに従ってその温度差が増していき、観ているこちらと作品を繋げてくれるような感覚です。よくバラエティ番組で再現VTRがありますが、それに近いのかなぁ。ストーリー自体もスリリングで楽しめたのですが、私は何より本人たち(特にスペンサー)心情の変化に感情移入できました。

平凡な毎日から抜け出したい

 

中学、高校の時、自分はなにか特別な力を持っていて成功する存在なんだと信じ、大学では結局生きるために就職をするというレールに乗る。この作中もほとんどの人は同じ。ただスペンサーとウォーレンはそんな就活のためにコネを作る大学の奴らをディスり、最初はなぜかバイト先の肉を盗みます。

 

アフリカの子供たちは〜とか、こんなに廃棄されるのに肥満大国だ〜とか、理由を述べてましたね。盗むのはどうかと思いますが、ここまでは世界を変えたいと思う気持ちの方向は間違ってなかったのに。

 

一発逆転を狙う彼らはジョン・ジェームズ・オーデュボンの画集「アメリカの鳥類」という希少価値のある本を盗む計画を立て始め、自分は特別な存在であるかのように錯覚していきます。

その頃の理由は、一生働いて、こんな生活なんかしたくない!クルーザーでショーシャンクみたいな生き方をしたい、と。んー。

 

ボロボロの計画にリアリティを感じる

 

盗むにしても計画がボロボロ過ぎでしたね。スタンガンはなかなか効かなかったですし、本は重たかったですし。
 
途中映画を参考にしている描写がありましたが、現実は違いましたね。事実のストーリーだけあって、逆にリアルでした。
 
エレベーターで押すボタン間違えた時は、2回押したらキャンセルになりそうなのに。」とか、地下室に出口がない時は、「そこは調べようよ〜」と思っちゃいました。もう少しちゃんと計画すればいいのにと思う反面、上映中は観ているこちらもドキドキ。手に汗が滲むのを感じられました。

精神衛生の大切さ

 

作品終盤では、ひたすらに後悔をする彼ら。

特にスペンサーが父親の誕生日を祝うシーン。ココロここにあらずな心情がツラいですね。きっといろんな家族と過ごした日々を思い出し、なんて事ない毎日がいかに幸せだったかを感じていたのでしょう。

 

やっぱり悪いことを隠し続けることって無理ですね!後悔先に立たずとは言いますが、まさにその通り。

現在の4人は…

 

図書館へ行く車を今のスペンサーが見ているシーンがありましたね演じられている当時のスペンサーの生活と、現在のスペンサー本人の生活が一致し、オーバーラップしていることで、回想映画でありながら今の日常との繋がりを感じられました。

 

映画の最後に現在の4人の現在について語られていました。スペンサーが鳥類をモチーフにした画家になったという綺麗なオチがついていましたね。人生を変えるほどの出来事になったという意味では、何か変えたい彼らにとっては目的を達成できたのかもしれませんね。

 

今日の一韻

 
盗み出したい貴重な画集、1200万ドルの市場価格。