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映画『100歳の少年と12通の手紙』ネタバレレビュー 〜少年の人生最後の迎え方〜

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こんばんは!Tackです!

通勤時間と家で観たにアマゾンプライムビデオのレビューをします!

今回は映画『100歳の少年と12通の手紙』です。

 

一口メモ 〜少年の人生最後の迎え方〜

 

Tack's Review

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どんな人におすすめ?

 

  1. 一日中寝てしまって後悔した日の夜
  2. 明日の予定を立てるのが面倒
  3. フランス映画を観てみたい

 

フランス映画独特の雰囲気

 

この作品を観てみようと思ったきっかけは、特徴的な邦題。白血病の少年がどう人生を歩んでいくのか、そのテーマに100歳と12通の手紙がどう絡んでいくのかが気になりました。

 

正直に言うと、電車の中で序盤を見ているときは寝ちゃいました。。でも残りを自宅で観てからは一気に観れましたね。仕事終わりで疲れきった電車内では、ちょっと集中力が足りませんでした。

 

ストーリーは病院(小児科病棟)で進みます。時代背景がわからなかったのですが、いかにも昔の病院感が満載の重苦しい雰囲気。建物が薄暗かったり看護師さんがちょっと怖かったり。でも子供たち、そしてこの作品の主人公オスカーはその中でも生き生きとしていました。

 

そんな中出会ったピザ屋のローズが、この作品にコミカルでウィットに富んだ演出を作り出します。主人公オスカーが様々なことに対する疑問や悩みを、元プロレスラーと自負する彼女が多くの敵に見立てリングの上で闘っていました。その演出が何ともシュールな感じ。真っ暗な会場に現れる奇妙なキャラクター達と、重力を感じないファンタジー感。何となく普段見ているアメリカ映画ではあまり観ることがない雰囲気でした。

 

そもそもフランス語なので聞き馴染みがないせいか、聞いている音と字幕に出るセリフが全然リンクして来ません。口が悪いローズの言葉がフランス語のせいで上品に聞こえました。

 

  

いつかはみんな死ぬ

 

作品序盤、オスカーは自分の余命が残り短いことを盗み聞きしてしまいます。

余命が短いことを聞いたはずの両親が会いに来ないことに反発し、徐々に拒否をするようになってしまいます。オスカーは腫れ物に触れるように接しられること、自分は悲しい子供なんだとされることに怒りを覚えていました。

 

この状況、オスカーの気持ちもわかるし、両親の気持ちもわかるんですよね。親の立場だったらきっと子供の顔を見たら泣いてしまうだろうし、余計に不安にさせてしまうだろうと。親も子供の病気を正面に受け止めきれない時もあるでしょう。

 

だってオスカーがとってもかわいい。大きな目とクリクリのまつ毛。きっと病気になる前は明るくて笑顔が素敵な子だったんだろうなぁ。病気になって、辛い経験をしてきたんだろうなぁ。

 

そんな中ローズの対応は相変わらず。特別扱いはしないスタンスがオスカーにはぴったりでした。

 

この作品の中でオスカーが自分の人生を精一杯生き抜くためにたくさんのチャレンジをします。1日を10年と捉え、短い人生の中で多くの経験をするために、毎日手紙を書き自分の願いを伝えます。

 

そんな毎日を過ごす中でオスカーの心に変化を与えたのは、いつかみんな死ぬということでした。

 

 

 

以下ネタバレ 

 

死の恐怖とカレンダー描写

 

 

オスカーが過ごす1日毎に起こる出来事が何とも甘酸っぱくて切ないですね。ペギーに対する10代の若々しい恋や、40代の夫婦の危機。それをローズのアドバイスを元に徐々に成長し、乗り越えていくオスカー。

 

特にクリスマスの夜は感動的でした。

あなたの両親は息子と仲直りできなかった後悔を抱いたまま寂しく死んでいくという言葉、グッときました。

乗り越えられない悲しみを背負わせたまま自分が死んでしまうことは、この数日の中でいろいろなことを乗り越えてきたオスカーにとっていかに辛いことか気付いたんだと思います。

 

さらに、オスカーの僕の方が先に死ぬという質問にローズが、答えた「そうね」という言葉。

オスカーにとってこの言葉が大きかったんじゃないかと感じました。いつかはみんな死ぬということに対して、ローズ自身が死ぬことに怯えていない、悲観していないことがオスカーには響いただろうなぁと思います。

 

病状が悪化するにしたがって変化するカレンダーの演出も、とてもよかったです。純粋なオスカーが乗り越える毎日の苦しみを表されていました。

めくられなかった大晦日の日めくりカレンダー、寂しさが伝わりました。

 

そして死に向き合い、オスカーを成長させたローズが初めて行った葬儀。ローズ自身がオスカーに成長させられていたんでしょうね。ローズの悲しむ姿が、辛辣な印象だった頃と対照的で感動的でした。

 

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